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糖尿病だと頻尿になることがある

中年を過ぎるとトイレが近くなるとか、あるいは、一回ごとの尿の量が増えて来るという人も多くなるでしょう。
しかしこの両者は、必ずしも同じ物ではありません。
まずトイレに立つ回数が多くなるという症状ですが、これは頻尿と呼ばれています。
この症状は必ずしも内臓に影響があるわけではなく、精神面で問題がある場合にも起こります。
一方で頻尿ではなく、多尿症という症状も尿の異常としてしばしば見られることがあります。

頻尿というのは尿の量に関係なく、トイレに行く回数が多いことをさします。
一方で多尿症というのは、尿の量そのものが多いことをさします。
また多尿症の場合は、腎不全や糖尿病などの病気が原因であることが多いものです。
さらに就寝時に尿量が多くなることを夜間多尿といい、睡眠時無呼吸症候群や高血圧などが原因となっています。

特に多尿の症状が出やすい糖尿病は、インスリンがうまく機能しないことで起こります。
インスリンがうまく機能しないと、高血糖といって、血液中のブドウ糖の値、つまり血糖値が高くなります。
高血糖になると、過剰に作られたブドウ糖を、腎臓が水分、つまり尿と一緒に体外へ排出するようになります。
このために多尿の症状が起き、のどの渇きが頻繁に起こるようになって、体が多量の水分をほしがるようになるのです。
そのため尿の量が多い、あるいはのどがひどく渇くという時は、糖尿病を疑ってみる必要があります。

もちろん糖尿病以外にも、水分の摂取が多すぎて多尿症となることもあります。
ですからまずしばらくの間は水分を控えるようにし、それでも症状が改善されない場合は、病院に行くことをお勧めします。
もちろん腎臓疾患や糖尿病以外であっても、多尿となる病気は色々ありますので、その点にも気をつけておきましょう。
しかし、特に糖尿病や腎臓疾患などは、そのまま放っておくと病気その物が悪くなることが多く、手術が必要になることもありますので、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

腎臓が悪くなると多尿症になることもある

ところで糖尿病ではインスリンの働きの低下により、血液中のブドウ糖が多って血糖値が上がる、いわゆる高血糖と呼ばれる状態が原因で頻尿となります。
体内のブドウ糖を早く排出しようとして、その結果尿が多くなるからです。
無論水分の摂取量も多くなります。
しかし腎臓疾患の場合の多尿症は、これとはまた事情が異なっています。

たとえば腎臓疾患の場合も多尿症となることがあります。
この場合は高血糖が原因ではなく、腎臓の尿濃縮機能に異常があるからです。
腎臓は体液の状態に合わせて、尿を濃くしたり薄くしたりする機能を持っています。
しかしその機能が低下することにより、頻尿あるいは多尿症になってしまうことがあります。
特に夜にトイレに立つことが多い、いわゆる夜間頻尿が見られる場合は、できるだけ早く医師の診察を受けるようにしましょう。

また腎臓に問題がある時は、だるさや貧血、さらにかゆみなどの症状を伴うことがあります。
これらの症状をそのままにしておくと腎臓の状態が悪くなる、さらには尿が作られなくなってしまうなどで、透析を受けなければならなくなることもあります。
尿の量が以上に少ない、あるいは多いといった症状に加えて、だるさやかゆみのある場合も、すぐに検査を受けるようにしましょう。

さらに夜間頻尿の場合、就寝前に水分を採る習慣が多い人がかかりやすいということもあります。
水分を摂ることで、血液がサラサラになると考えている人もいるようですが、残念ながらあまり根拠はありません。
それ以外にも膀胱炎であるとか、あるいは前立腺障害、体内にナトリウムが蓄積されすぎることで、夜間に頻尿となることもあります。
そのため、夜中にトイレに立つことが多いと感じたらまず医師に診せるようにしましょう。