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痛風になる原因について知っておきましょう

ひざが痛い人

「風が吹いても痛い」と、文字通りの激痛を感じる発作が「痛風」です。
昔は贅沢病などと揶揄されていましたが、食生活が豊かになった現代においては贅沢病というより、むしろ生活習慣病とも考えられます。

痛風は体内の尿酸値が上昇し、高尿酸血症状態となったときに、足の親指の付け根や関節が痛むものです。
人間誰しもに尿酸は存在しているのですが、正常な人であればこれを身体の中へ溜め込みすぎないように外へ排出します。
しかし、これが何らかの理由で身体の中に大量の尿酸を蓄積してしまう状況をつくってしまったり、適切に体外へ排出できないと、体内の尿酸が関節部位に流れてしまいます。
そこでその尿酸が固まってしまうことが原因で痛みが生まれてしまいます。
つまり痛風を予防するには「身体の中に尿酸を溜めないこと」と「体内の尿酸を体外へ放出すること」が大事になってきます。

尿酸値が高くなってしまう食べ物は、動物性タンパク質や動物性脂質といったプリン体を多く含むものです。
これらを過剰に摂取してしまうと、とても危険です。
それから尿酸を外へ出すには、水分を沢山補給することが大切です。
汗や尿の量を多くすることで、不必要な尿酸を外へ出すのです。
この痛風の原因とされる尿酸値は病院の血液検査で直ぐに分かります。
人間ドックでは数値が表記されますし、健康診断でも分かったり、オプションで追加検査を申し込むこともできます。

痛風は一度発症してしまうと、一生モノの付き合いとなってしまいます。
もちろん自分のコントロールにより、二度と発症しないように抑え込むことも可能ですが、その為には食生活の改善や、適度な運動と水分補給など、日頃からの努力が必要になってきます。
もし痛風の症状で苦しんでいる方がいらっしゃったら、やはり病院で治療を受けることをおすすめします。
手術等での解決策はありませんが、尿酸値を下げるザイロリック錠などの薬を処方してもらえたり、関節超音波検査で関節の結晶沈着を確かめてもらうような詳しい検査も可能です。
そして今後の改善の為のアドバイスや治療法などをしっかり受けることができます。

痛風にならないための食生活を心掛ける

通風の原因が尿酸値であることから、どうしてもプリン体に意識がいきがちになりますが、まず最初に心がけなければいけないのは、プリン体ではなく総エネルギー量です。

尿酸値が高く痛風になりやすい人は得てして肥満の人が多いのですが、ダイエットをすることで尿酸値は比例して下がっていきます。
基本的に痛風だから食べてはいけないというものはなく、暴飲暴食、早食いに不規則な食事などをすると肥満を招く可能性があり、尿酸値を高めることになるので、普段の食生活から心掛ける必要があります。
痛風は尿酸が足の親指や付け根の関節に溜まることで痛みを引き起こすことから、尿酸の元となるプリン体を含む食品はなるべく避け、ときどき食べる程度に抑えておくと良いでしょう。

プリン体はレバーやエビなどの動物性タンパク質に動物性脂質、ビールを含むアルコール飲料に多く含まれています。
人によって好みもあるかもしれませんが、特に飲酒は控え、食事も野菜を中心としたものや低カロリー食品に切り替えると良いようです。
お酒は通風のリスクを高めてしまいますが、コーヒーや乳製品の摂取は改善するのに効果的です。

特に激しい運動をしたあとに血液検査をすると血液中の尿酸濃度が非常に高まることが知られており、血液中の尿酸が全身に流れることで、関節超音波検査によって結晶沈着がみられるようになります。
そういった理由から、少しでも喉が渇くことがあれば積極的に飲み物をとって尿酸を薄めるよう心掛けると良いでしょう。

また、尿酸は酸性だと溶けにくい性質をしているため、酸性化する食品を摂っていると尿路結石ができやすくなります。
アルカリ性に傾きやすい海藻や野菜、果物を食べると尿の中の尿酸が溶け、体外へ排出することができるので積極的に摂取するようにしましょう。