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リウマチの初期症状が出たら直ぐに治療を開始

若い女の医者

関節リウマチとは自分自身の免疫が主に手足の関節を影響を及ぼし、関節の変形などが起きる病気で、膠原病の代表的な病気の1つです。
手足だけでなく、脊椎や血管、心臓または肺、皮膚、さらには筋肉といった全身臓器にも症状が現れることがあります。
このように恐ろしいリウマチになってしまう原因は、細菌やウィルスではありません。
もともと人の身体には病原菌などから身体を守るしくみがあり、そう簡単には病魔におかされないようになっています。

このしくみを免疫というのですが、本来身体を守るはずの免疫が異常を起こし、関節を守る組織や骨・軟骨を外敵とみなして攻撃してしまうことがあります。
その結果、自分自身の免疫が自分の身体を壊してしまって起こるのがリウマチです。
このような種類の病気は「自己免疫疾患」呼ばれています。
全員が発症するわけではないので、なぜ免疫が異常を起こすのかはまだよくわかっていません。
今のところ、体質的にかかりやすい人が何らかの原因に遭遇してしまった場合に発症すると考えられているのが一般的です。

発症のきっかけはまちまちで、細菌やウイルスの感染に伴う病気やケガ、喫煙、疲れすぎ、出産などが報告されています。
リウマチはそれほど強い遺伝性はないと言われていますので、家族にリウマチの人がいても過度に心配する必要はありません。
リウマチは症状が進むと治すのは困難ですが、初期症状から直ぐ治療を開始すると、それ以上進行しないようにすることが可能です。
原因がよくわかっていないので、予防というよりは症状を早く見つけて治療を開始しましょう。

もしリウマチかもしれないと思う症状があれば、近くの病院にあればリウマチ科、なければ整形外科などに相談しましょう。
血液検査・X線検査・関節超音波検査などでリウマチかどうかの判断を行います。
リウマチとよく似た症状の別の病気の可能性もありますので、きちんとした検査を行い適切な治療を受けるようにしましょう。

リウマチの診断方法について

リウマチの診断確定のための検査は決められた診断基準に則った条件を満たしているかで判断されます。
リウマチの診断では整形外科方面からの診断と、リウマチ科による骨以外の全身の異常を診断する必要があります。
X線検査や関節超音波検査による関節の診断を行い、全身の大関節と小関節に基準以上の数の腫れが認められるかどうかを診断します。

リウマチ診断のために血液検査を行い、血清検査によるリウマトイド因子、抗CCP抗体ともに陽性かどうか、血液中に発生する急性反応の値であるCRP反応と、慢性の異常がある場合に異常値となる赤沈の異常を調べます。
このそれぞれの検査で点数をつけ、基準を超える点数になるとリウマチの診断が確定します。

リウマチの治療はこの10年で大きく進歩し、以前は解明されていなかった事が多く明らかになってきました。
以前は診断が確定してから、効果の弱い薬の投与を開始し、徐々に効果の強い薬に移行していく治療が主流でした。
しかし近年リウマチの関節破壊は、発病2~3年で大きく進行する事が分かり、診断が確定した時点から関節破壊抑制効果の高い治療薬を使う治療が主流になっています。

その治療方法の確立と効果の高い治療薬の登場により、初期に急速に進む骨破壊を高確率で抑制できるようになっています。
早期に深い寛解状態に持ち込むことが重要であり、初期症状が出てから直ぐに治療を開始した場合と、治療が遅れ早期に開始できなかった場合では、10年後や20年後の予後が大きくかわってきます。
一度破壊されてしまった関節は二度と元には戻らない事から、変形が進む前に早期に関節破壊を食い止める事が重要になります。

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