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年齢のためにひざが痛い人

多くの人がリウマチという病気を聞いたことがあると思いますし、身近にリウマチを発症した人がいるという人も多いでしょう。
リウマチは女性に多い病気ですが、比較的若い世代でも発症することもあり、程度の差があるとはいえ多くの人が発症している病気です。
そしてリウマチは一度発症すると完治させることが難しい病気なので、リウマチと上手に付き合っていくことが大切で、早期に治療を開始して症状が悪化しないようにすることも重要です。

リウマチの初期症状は過労やストレスと勘違いする

リウマチを発症した時には、ある日急に体に異変が起こるというよりも、最初は気付かないような軽い症状が初期症状としてあらわれることがほとんどで、忙しかったりすると初期症状に気付かなかったという人もいます。

リウマチを発症した人の多くは初期の時期に起床時の関節の違和感を覚え、動かしにくいほどではないにしても、何かをしにくいと感じることから症状が始まります。
発症をしていても初期の段階では病気の程度も軽く、関節自体にはほとんど異常が起こっていないために、そこまで明らかな症状が出ることはありません。

起床時は、寝ている間に体を動かしていないことから関節の周りの筋肉が硬くなりやすく、起きた時には関節も周囲の筋肉も固定されているような状態のために動かしにくい感じがしてしまうでしょう。
健康な人でも寝起きの状態では体がこわばって動かしづらいと感じることがあると思いますが、通常は起きてしばらく動いているうちに自然と体が動くようになってきます。
リウマチを発症している人の場合には、起床時の関節のこわばりの程度が強く、動かしにくい感じが起床した後もしばらく続くことが特徴です。

こういった症状は起きた時に体が重いと感じたり疲れがとれないと感じることがあるために、リウマチ以外の原因で起こっていると勘違いをしてしまうことがあります。
疲れがたまっていて夜に眠っても疲労感がとれない時や、ストレスを抱えていてぐっすり眠れない時には、起床時に体を動かしにくいと感じることがあり、リウマチの症状ではなく、疲労感やストレスが原因となっていると思いがちです。

実際に疲労感が強かったりストレスがたまっている時には同じような症状が出ることがあるので、過去にそういった経験をしている人は、リウマチの症状があらわれても、以前と同じようなことが原因だと思ってしまいます。
そして、しっかりと休めば体の調子が元に戻るだろうと考えて、いつものように過ごしているうちに時間が経ってしまい、リウマチの病状が進行してしまうということが起こります。
リウマチは発症しても急に強い症状が出ることが少ないので、このように他の原因と間違われやすく、初期症状を見逃してしまうことがあります。

初期症状を見逃さないためには、体の調子が悪い時にはリウマチかもしれないと疑ってみる必要があります。

日本人のリウマチ患者数ってどれくらい?

リウマチは比較的多くの患者数がある病気で、手足の関節が痛むという軽い症状を持つ人は日本全国で560万人もいると言われています。
この人数はかなり多く、全人口の4.5%を占めているため、自分の周りにもリウマチを発症したという人がいることもよくあるでしょう。
病気として認定されている慢性関節リウマチの患者数は、日本全国で70万人前後とされており、女性のほうが発症割合が高いことが特徴です。
そして1年間に発症する人の数は1万5000人とも言われており、これだけの多くの数の人が毎年リウマチ患者として増えていっています。

リウマチは体の中で免疫反応が過剰になることが原因で発症すると考えられていますが、根本的な治療法はまだわかっていない病気です。
そのため、症状が起きた時期から徐々に強くなっていく症状に応じた治療を行います。
症状の進み方には個人差が大きく、症状の進行具合に合わせて治療を行う必要があるので、症状が軽い初期の時期からしっかりと医師の診察を受けて治療を開始していることが大切です。

リウマチは軽度の症状のみで病状が安定して、その後何年も同じような状態で過ごせる人もいれば、急激に病状が進行して関節の痛みだけでなく体を自由に動かすこともできなくなる人もいます。
関節の動きが制限されると、さらに体を動かしにくくなり、どんどん関節の動かせる範囲が狭くなっていくという悪循環になってしまうことがあるので、できるだけ体の動かせる範囲を保てるようにすることが大切です。
関節を動かしにくくなる原因は起床時の関節のこわばりだけでなく、関節の痛みが出てくることが大きな原因となります。
関節のこわばり程度の時には、自分自身で意識をして関節を動かすようにすることで関節が固まってしまうことはありません。
痛みが生じるようになると、どうしても動かしたくなくなってしまい、痛みが起きないように関節の動きを最低限にしてしまいがちです。

リウマチ患者の中には、初期の状態の時には痛み止めを使用していなくても、徐々にあらわれる痛みに対しては痛み止めなどを使用しながら、痛みを抑えつつ体を動かすようにしているという人が多いようです。
痛みのコントロールはリウマチを発症した時にはとても重要なポイントになります。

関節リウマチの痛みはじわじわとくる

関節リウマチはこのように多くの人が発症している病気です。
多くの人がイメージしているような体が動かないという状態は初期の頃には起こることはなく、ほとんどわからない程度の症状から徐々に症状が進行していきます。

リウマチの特徴的な初期症状は朝の関節のこわばりですが、疲労感やストレスが原因で起こっているものとの違いは、リウマチを発症している時には微熱が出ることがあるということです。
リウマチが原因で出る微熱は一時的に出るというよりは、数日間続くといったタイプのものが多いようで、何日も微熱が続いて関節のこわばりも続いているという時には、関節リウマチの初期症状である可能性があります。

初期の頃にはそこまで特徴的な症状が出にくいので、微熱があるかどうかということもチェックしておきましょう。
微熱は必ず全てのリウマチ患者に見られるというわけではないので、中には微熱は出ずに朝のこわばりだけが続くという人もいます。
あらわれる症状には個人差が大きいので、まずは自分にどのような症状が起きているかをしっかりと自分自身で把握しておくことが大切です。
症状の経過を見ることで、リウマチによって起こっている症状なのかそうでないのかがわかるようになるので、症状の内容や変化を把握しておくことはとても重要です。

そして、疲労感やストレスが原因となっているものはあらわれた症状が進行していくということが少ないのに対して、リウマチの場合には徐々にこわばりが強くなっていき、痛みが出現してきます。
痛みは初期の頃はそこまで強くなく、動かすと痛いという程度でしょう。
そこで痛みがおさまる場合もありますし、徐々に痛みが強くなっていくこともあります。
痛みがあることが当たり前になってくると、一日中関節の痛みを感じながら過ごすようになっていき、我慢できる程度ならば良いのですが、我慢できないほどになった時には痛み止めの薬を使用するようになります。

この病気は、病気自体が原因で命に関係してくることよりも、病気による痛みにより通常通りに行動できなくなることが大きな問題になる病気です。
病気を完全に治すことはできませんが、痛みをコントロールすることで合併症などを最小限にすることができますし、毎日痛みを強く感じながら過ごすことがなくなります。